継続は力なりを検証する
「継続は力なり」を検証する
検証します。するのです。
こんにちは。
「あおいゆか」です。
「推しの卒業コンサートチケットが取れなかった人」みたいな写真ですが気にしないでください。
私の推しは樋口円香です
樋口 円香 (ひぐち まどか) | アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)
さて、突然ですが皆さんこの言葉を聞いたことがあるかと思います。
「継続は力なり」
このことわざ知っているかとお思いですが、知らない人のために端的に説明すると、「毎日努力すれば必ず力はつくよ」という意味で
運動・芸術・学問・仕事と様々なシーンで使われることわざです。
ことわざ界でも屈指の汎用性を持ち、カードゲームだったら3枚投入待ったなしです。(遊戯王OCG公式ルールに準拠)
「とりあえずこのことわざ言っとけばなんとかなる」
「みんな言ってるし」
「昔から言われてるし」
声とSEは脳内再生してください
「バン!!」(机をたたく音)
このことわざ本当に何処にでも使えるのでしょうか?
我々、このことわざを「なあなあ」で使ってませんか??
「ただ、そこにあるから」「皆使ってるから」そんな理由で!このことわざを酷使してる!!そう思いませんか!????
だから検証します。
本当に汎用性があるのかどうかを。
検証の前に
検証すると言っても、「なにで検証するか」これが大事です。
この検証のポイントは「継続は力なり」に汎用性があるか否かです。
なので
怪文書を毎日1本書きます
※怪文書は本来、「出典不明の文書」を指す言葉ですが、この場では「支離滅裂な文章又は突拍子もない文章」を意味するものとします。ご了承ください。
理由はない。皆好きでしょ?怪文書
準備編
今回は、「継続は力なり」の検証であるため、本当に力がついたのかを確認する必要があります。
その為、レギュレーションを以下の様に決めました。
また、この検証は、第三者の協力も必要です。
協力が必要な理由としては以下の4つです。
・ 検証開始時と終了時の比較
・ 監視
・ 人に見せるということが非常に大事なため
・ 監視
そして、協力してくれる人を探す為、大学院の友人達に「継続は力なりを検証したいから毎日怪文書を送り付けていい?」協力を仰いだところ
「それが怪文書」
「縁切るぞ」
「やっても良いけど、私には送るな」
「ひとりでやってろ」
「現在進行形で怪文書を読み聞かされる身になれ」
等と散々に言われました。ひどい
「これ詰んだな」と思ってたそのとき
そう声を上げたのは、後輩の「T君」でした。
T君(ぬいの姿)
「私で良ければ」と協力してくれました。
やったぁー!!!(なんで!!???)
検証が終わった後日、理由を聞くと「高校時代、弟が高校の先生で怪文書を作り、その怪文書を見てゲラゲラ笑ってた」とのことです。
何を言ってるんだろうこの子。あと弟君は先生に謝りなさい。今すぐ。
何はともあれ、協力者もとい審査員として超強力な味方を付けました。あとは実行!といきたいのですが…
怪文書を書き続けるには労力が非常に掛かることが容易に考えられます。あと、「感性が狂うぞ」という指摘を受けました。
困惑と注意喚起
であればサポーターを用意すれば良い!!
今の時代超頼りになるサポーターがいます。そう
AI
こいつです。こいつがあれば楽になります。
使うのはchatGPT。巷を賑わせ混沌を招いているこいつなら言いサポーターになってくれるはずです。
頼むchatGPT!!
は???
なめてんのか
誰が夢の話をしろと言った。
T君もお気に召さない様子
「楽をするな」という神様の啓示かと思います。
こうなったら1から自分でやっていくしかありません!
腹をくくりいざ!!
この夏、怪文書に全てを捧げます
開始ぃぃぃ!!!
一週目
始まって3日目で気づきました。
とにかくしんどい
3日目につくった怪文書がこれです。
酷すぎる。
作った当初は「天才だ!!!あひゃひゃひゃ!!あひゃひゃひゃ!!天才だ!」なんて思ってましたが、冷静になるとまじで酷く感じます。深夜テンションだったんですね。いくらなんでも雑過ぎやしないか。
この反省を活かし
「力んだキリン キリンリキ」という短文を発明しました。
なお、樋口一葉を登場させたことと、
樋口円香が推しであることは無関係です。
樋口 円香 (ひぐち まどか) | アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)
ただ、こうなったことには明確な「原因」があります。
それは、
「何を書けば良いのか分からない」「ネタがない」
こいつらです、これらがものすごく厄介な悩みです。怪文書は意図的に文章を支離滅裂にしないといけません。生活する中で文章をあえて支離滅裂にする機会なんてそうそうないですからね。(もしあればご一報ください)
あと、シンプルに自分が雑魚
このままいけば、あまりにも過酷すぎて途中でリタイヤしてしまいます。悩んだ果てに出した答えは
「他の怪文書を参考にする」です。
他人の怪文書をみて「崩し方」「ネタをどう引き出すか」「文の運び」これらを学習するのです。イラストの練習で、先人の方々の絵を模写して練習するのと同じ理論です。
ただ、インターネットという広い海でも怪文書をあげている人なんていないはず…
と思ってた私が間違いでした。
いました。普通に。そして、読んで学習しました。
そうして、出来上がったのがこちら
1~3日目はせいぜい2,3行が限界でしたが、飛躍的に成長し、ひとつの文として書けるまでになりました。
T君もこれにはニッコリ。
二週目
双方、精神的にきついことに気づきました。
三週間目
転機がきました。
この日から謎の技を身につけました。
文中にある「UNO!」の部分です。
T君曰く、感覚がリセットされ読みやすくなるとのこと。
また、この辺りから、書き慣れてきたためネタに困ることは無くなりました。
しかし、入れ替わりでとある悩みがやってきました。
それは
「自分の書く怪文書が面白いかがわからない」
「ちゃんと怪文書なのかわからない」
この2つに非常に悩まされました。
この2つの悩みを解決するため、深夜まで起きて理性を切るという強硬手段に出ました
結果
こうなりました。
冒頭の写真はこういうことです。
(なお、この写真は夕方頃に撮影した当時の再現写真です。ご了承ください。T君を朝4時に呼び出す蛮行は流石にできませんでした。)
これが最後の最後まで続きました。
その為、ポケモンスリープがどえらいことになりました。
終わりの睡眠
大学院が夏休みで良かった、本当に。
あと、日付感覚がバグり散らかしました。
また、深夜に怪文書を書いて送りつけるため、T君からすると朝起きてスマホを確認すると怪文書がデリバリーされています。普通に最悪。(T君はそうでもなった模様。)
四週目
もはや日課と化した怪文書の執筆。四週目もめげずに執筆します。執筆とかほざいてますがそんな高尚なものでもないし、作家の方々から殴られそう。
そして、四週目ラスト目前で
事件発生
ん?
あれ…
あっ…
T君が力尽きた
なんと、四週目のラストでT君が脱落しました。
まじできつかったんだろうなと思います。お疲れさま…
ですが、検証は続いているため、引き続きT君に怪文書を送り続けます。
T君復活。
曰く、「流石にきつかった」とのこと。
ですが、戻ってきてくれました。ありがとうほんとに。
最終日3日前
T君からの感想が怪文書に飲まれてきました。大丈夫??
一方、私はというと、疲れによるものなのか、精神汚染が始まったのか不明ですが、アルバイトの最中に「じゃがりこからジャガー横田の発想に辿り着くのは普通じゃないのか?」とひとりで悩み始めました。このことをバイト先の社員さんに質問しようかどうかも思いましたがなんとか踏みとどまりました。
しなくて良かった。いやマジで。
最終日
一部(権利的な)問題で修正してます
T君から先制攻撃をもらいました。
なんでも、「毎日怪文書を見ていたら書けると思ったので書いた」とのことです。
お前、なんなんだよ。
この日、FINALFANTASY VIII Remasterを徹夜してプレイをしていたため、怪文書のデリバリーが非常に遅れてました。
ドロー&ジャンクションシステムが面白すぎる。
こうしちゃおれん
反撃だ
これが最後の怪文書です…
そして…
この日を以て検証が終了しました。
31日間書いた怪文書はこの記事の最後にあります。(合計13358文字あるため)
全て見たい方は是非
振り返り
後日、T君を自宅に呼び、2人で検証の振り返りを行いました。
まずは、今回の検証について
「ちゃんと力ついたね…」
「文章力が普通に上がって、(当初と比べ)断然読みやすくなりました。」
「T君にデリバリーしていたのも大きいと思う。誰かに見せるの大きい。他人が読むっていう認識がなかったらこうはなってなかったかも」
「やっぱり続けてると何かしらの力は得るんですね…」
「あと、これ一ヶ月間で良かった。当初は100日ぐらいやらないと意味ないなーとか考えてたけど。一ヶ月でも成果でるし、なんなら100日もやったら頭おかしなる。」
「ほんとです。一ヶ月で良かった。ほんとに。」
一週間ごとに振り返り、良かったものを2つぐらいあげていくことに
一週目の振り返り
「イーロンのやつはやっぱり良かったですね。自分好みなのと、想定していた怪文書がきて嬉しくなりました」
「始めての長文だ。その前までは結構短かった。やっぱり先人の文章を参考にしたのがデカい気がする。著名人使っていいんだ(?)ってなった」
「普通にわかりやすくなるんですよね」
「あと、いかがサイト・通販・都市伝説3コンボも好きです」
「これ、自分も好き。めっちゃシームレスに移行できた。」
「おかげで読みやすかったです。スッと入ってきました」
二週目の振り返り
「二週目だとマスオさんのやつ好きです。内容が多いし読みやすい。」
「これか。これまーじで書いたときの記憶無いんだよね…」
「あと、二週目の終わりから、文章の兆しがありますね。」
三週目の振り返り
「転機だよね」
「転機です。」
三週目の怪文書は軒並み好評でした。
また、二週目終盤から怪文書としての文ができあがってきたことが話題に
「二週目の終わりから、明確なコツみたいなのを掴んだ気がする」
「コツですか?」
「うん。なんかね。例えるなら三段論法の二段目をぶっこ抜く感じ。例えば、AとCはBの要素を持つため同一である。って文があったら…
Bを文中から消す。こうすることで、突拍子もない話になる。」
「後はひたすらこれを繰り返す。」
「そんな感じで作ってたんですね。自分は違う感じで作ってました。」
「流派みたいな感じだ」
「流派ですね…」
「なくていいよ。こんなのに流派なんて」
「三週目は超☆ゴリウータンマン 長原のやつが面白かったです」
「入りとかが小説っぽくなってて、あっ成長してるって思いました。」
「こざかしい真似を覚えた。あと超☆ゴリウータンマン 長原って何?」
「そうだあとこれ!なんかホラーでした!!」
31日間の怪文書の中でも異彩を放った
「百人斬りにおけるコツとは何か。それは餅である。このふたつがもたらすシナジーは計り知れない。そもそもなぜ餅が必要なのか。これは、全国各地にその名を轟かせる豪族の長により、代々受け継がれた刀を打った鍛治職人の父親の兄の妻の親友が贔屓にしている着物屋の主人の従兄弟の妹の祖母が通っている華道の先生の娘と一番弟子がよく通う和菓子屋の看板娘の学校の先生の叔父が助けた犬の飼い主と娘の母の異母兄弟の孫の2親等範囲の叔母の曽祖父と取引していた肉屋の仕入れ先の牧場経営者の3代目の麻雀相手の親友とその孫の歯医者の助手の恋敵の弟の上司の先輩の勤め先の同期の車を整備した技術者の向かいの店の引越し先の大家が経営しているのが餅屋だからだ。
関係ないと思う??冷静になって考えてみよう。貴方が尊敬する人、人生に影響をもたらした人はもしかすると、あなたの父の友人の叔父の妻の友人の友人の叔父の妻の夫の妻の友人の夫の妻の息子の友人の母の友人の叔父の妻の夫の妻の友人の夫の妻の息子の友人の夫の妻の友人の夫の妻の息子の友人の夫の妻の友人の夫の妻の息子の友人の」
「突然読み上げないでください。なんですこれ?怪は怪でもホラーの怪でした」
「これね…ちゃんとした元ネタがあってね。Nierシリーズのウェポンストーリーを参考にしたの。見たときめっちゃ怖かったの覚えてる。だから、参考にしたしパクリって言われたら何も言い返せない。悲しいね」
「他にも参考にしたやつってあるんですか?」
「チャーハンかな?愛・超兄貴っていうゲームが怪文書で(ほんと)」
愛・超兄貴の公式怪文書(一部)です。#RTAinJapan pic.twitter.com/nG03otNX9x
— stone_clive🌻RiJ愛・超兄貴 (@stone_clive2) 2023年8月11日
「RiJでたまたま遭遇した」
「流れを意識してみた」
「アッいわれてみれば確かに」
「参考にしたものがあるときの怪文書はできが良いですね。」
「イラストとかで模写とかしまくった後の1枚みたいな感じかも。」
四週目・五週目
「地に足がついた。作風みたいなのができあがってません?」
「かも」
「これとか冒頭をいっちょ前に工夫してる。腹立ってきたな、普通に。」
「あとラスト三日間のたたみかけ凄かったです。」
ラスト三日間
「力がついた。社会でなにひとつ活躍しない力が」
「最終日の怪文書がダントツで好きです」
「T君の先制攻撃もあったからね。」
「億泰でてくるし、屋久島独占したら色々アウトだし(世界自然遺産)。」
「あれ?宇宙センターあるのって屋久島だっけ??」
「それ種子島ですよ。」
「もうダメだ。自分のバカのせいで余計めちゃくちゃになってる。しかも誤字あるし(感性の部分)。あと突然の終わりの宣告なんなんだよ。」
「ルドウイークいながら手紙書く余裕は何なんだ。」
※ルドウイーク:ゲームBloodborneにでてくる「狩人」
「全身なめ回されるのも嫌だし、何よりもこれ手紙だから勝手に向こうが話進めてる。」
「なにをもって「わかった」って書いたんだ手紙の書き主。あと手紙を肋骨にしまうな。」
しばらく2人で笑ってました
終わりに
記事の途中にも記載していますが、31日間の怪文書はこの記事のラストもあります。ご興味があれば見ていってください。
そして、継続は力なりの検証結果としては
以上!
まぁそうだよね~
いまさら何を~という感じですが、継続は力なりの本質のようなものを理解できた気がします。ただひたすら怪文書を書き続けるならここまで効果は無かったなーとも思います。
今回は、「人に見せる」とか「何かを参考にする」といった努力の仕方を工夫しました。継続は力の本質はここにあるのかもしれません。その事にずっと触れるからその事を理解していく。理解していく内に自分に何が足りないのかが判明し改善していく。以後その繰り返し…そうすることで成長していく。これが継続は力なりの本質なのではと考えます。
また、今回の検証を通してことわざは「意味があるから作られる」ということを実感しました。今回の検証、(主に精神面で)辛かったですが、しっかりとことわざを実感できたのは大きな経験でした。この先いろんな事を頑張れそうな気がします。手始めに英語でも勉強しようかなと思ってます。海外旅行とかいってみたい。
次は何でしょう…「勝って兜の緒を締めよ」選手権でもしましょうか。
この記事を読んでくれている皆様、この先、まだやったことがない分野に遭遇することがあると思います。その時は、めげずに続けてみてはどうでしょうか?
「あおいゆか」でした
参考
unemployer様
怪文書作成の際、沢山参考にしました。おもしろいので是非
オモコロチャンル様 じゃれ本
こちらも参考にさせていただきました。本当にありがとうございます。
おまけ
おまけです。
31日間の怪文書と後日談です
怪文書まとめ
31日間の怪文書一覧です。T君の気持ちを味わえます。
合計13358文字もあるためムリしないでください。
LINEのスクショなのは、はてなブログの仕様で見にくくなるためです。
こうしてみると成長を見て取れますね。
一週目
三週目
三週目
四週目
ラスト3日
後日談
T君と焼き肉に行きました。自慢です。
一ヶ月間ずっと協力してくれました。本当にありがとうございます。
このまま「何も無し!」というわけにもいかないのでせめて…という運びで行きました。
一夏の思い出